“ケチャドバ”をもたらしたザーゴ監督の起死回生の一手とは?

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【鹿島】大不振が嘘のような大量4ゴール! “ケチャドバ”をもたらしたザーゴ監督の起死回生の一手

「どのチームよりもチャンスは作っている。あとは決めるだけだ」

“ケチャドバ”とは、まさにこういう現象を言うのだろう。

シーズンインから6戦全敗でわずか1ゴール。しかもその1点はオウンゴールと、暗闇のなかにいた鹿島がここまでの不振が嘘のような大量4得点で、昨季のJリーグ覇者である横浜を粉砕したのだ。

2得点を挙げて、“ケチャドバ”の口火を切った今季初先発のFW上田綺世は「何かを変えてやろうというより点を取ること。その一択しか考えていなかった」と、ゴールへの執着心を打ち明ける。

決まるときは決まる。決まらないときは決まらない。根拠があるようで、すべては後付けのような決定力という領域。強いから勝つのではなく、勝ったから強い。サッカー界に伝わる、その話にどこか似ているが、厳しさを増す周囲の評価を覆すには勝利のためのゴールが必要だった。

「どのチームよりもチャンスは作っている。あとは決めるだけだ」

ゴール欠乏症について問われるたび、指揮官は強気の姿勢を崩さなかったものの、第4節の浦和戦に負けたあとのオンライン会見では、どこか目がうつろだった。長年、勝負の世界で生き、酸いも甘いもかみ分ける、さすがのザーゴ監督も「これだけ得点を決められないのは現役時代を含め、初めての経験」と、想定外の事態に胸中は穏やかではなかったはずだ。

ゴールを決めるために、何を、どうすべきか。「みんなで頑張ろう。今やっていることを続けよう」といった類の話だけではなく、横浜戦に向けての1週間の準備期間のなかで、ザーゴ監督が打った手は大胆な“変化”だった。

クラブ伝統の4-4-2から4-2-3-1にシステムを変え、ボランチより前の4人のスタメンと並びもいじった。中断明けの2トップはエヴェラウドとファン・アラーノ、右MFが土居聖真もしくは染野唯月、左MFが和泉竜司だったが、上田綺世を1トップに置き、その後ろに左からエヴェラウド、遠藤康、ファン・アラーノを並べた。

今季初めての布陣だけに「よくいえば臨機応変、悪くいえば行き当たりばったり」と、批判される可能性も無きにしも非ずだが、終わってみれば吉と出た。

チームスタイルの完成形はまだまだ道半ば

「前に出ていた選手たちのプレーが良くなかったわけじゃない。今、重要なのはチームとして勝つことだった」(ザーゴ監督)

ゴールを決めるためのより良い組み合わせ。その模索を続けているが、ここに一筋の光を見出したかもしれない。

ただ、ひとつ皮肉を許してもらうならば、得点の形はカウンターと相手のミスに付け込んだもの。大量4得点は、横浜が自ら墓穴を掘るかのように不安定なハイラインを続けてくれたおかげといった側面も見え隠れする。

ザーゴ監督は「ボールを握って攻めきるサッカー」を掲げてスタートしているだけに、完成形まではまだまだ道半ばだ。横浜戦からわずか4日後の湘南戦で、どんな姿を披露できるか。新戦術の進捗状況を図るうえで、毎試合が査定対象になる。

取材・文●小室 功(オフィスプリマベーラ)

サッカーダイジェストWebより)

サッカーダイジェストの分析です。

4-2-3-1というフォーメーションという風に記事は述べていますが、
もともとが中盤がボックス型なので4-2-2-2と言えるわけで
1トップは大迫フォーメーションでもやっていたわけで
別に伝統のフォーメーションを変えたとは思ってません。
遠藤は2列目というか1.5列目で2列目に下がることもあったり、
上がることもあったりと動いていました。

ザーゴの起死回生の一手はフォーメーションの変更ではなく、
自分の理想のエキセントリックなサッカーを封印して
現実的に勝てるサッカーにシフトしたことでした。

「得点の形はカウンターと相手のミスに付け込んだもの」と記事は皮肉を言っていますが、
相手の隙に付け込んで得点を決めるのは元々鹿島が得意としている部分ですし、
相手に合わせて良いところを潰してながらペースを掌握して行くのが鹿島の強さです。

ザーゴが「ボールを握って攻めきるサッカー」を掲げていながらも
それが出来てないことを指摘していますが、
それは確かに同意です。

でも、ザーゴの手腕ではそのサッカーの実現は無理だと思っています。
これから鹿島がリーグ戦の中で安定した戦績を残して行くには、
ザーゴがポゼッションサッカーを諦めることができるかどうか。
下手に完成形を目指して4節めまでの戦い方に戻したら、
あっと言う間に暗闇に戻る気がしてなりません。

湘南戦は水曜日、つまり明後日です。

初勝利の後にどんなサッカーをするのか、ザーゴの決断を注視して行きたいと思います。

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